「お茶入りダンボール」は、飲料製造工程で排出されるミスティーノ 口コミ、環境面に配慮して含水のまま使用しています。

従来、飲料工場において排出された茶殻は水分率と温度が高く腐敗しやすいため、有効活用するには事前にミスティーノ 口コミ乾燥させる必要があると考えられてきました。しかし、ミスティーノ 口コミ乾燥させるためには石油資源を必要とし、環境に負荷をかけることになります。

そこで当社が開発した、ミスティーノ 口コミ含水のまま保存・配合する技術を段ボール製造工程に応用しました。これにより、ミスティーノ 口コミ乾燥させることなく、また段ボールの通常製造工程に負荷をかけることなく、段ボールにミスティーノ 口コミ配合させることが可能となりました。

また「お茶入りダンボール」は、段ボールにミスティーノ 口コミ配合することで、紙原料の使用量を削減ミスティーノ 口コミという点でも環境にやさしい設計になっています。

「お茶入りダンボール」1枚（※）当たり、当社の緑茶飲料「お～いお茶」500mlPET約2本分に使用されるミスティーノ 口コミが配合されます。これにより、紙原料の使用量が削減されますが、段ボールとしての強度は通常のものと変わりがありません。また、「お茶入りダンボール」は、使用後も通常どおり段ボール古紙として何度でもリサイクルが可能です。
（※）1,013mm × 627mmなど（飲料包装材用サイズ）

このようなリサイクルの運用の仕組みを構築ミスティーノ 口コミにあたり、それを実現ミスティーノ 口コミミスティーノ 口コミの「輸送」面でも環境に配慮しました。

レンゴー(株)が段ボールを輸送する“帰り便”は、これまでは空の状態でした。このたび「お茶入りダンボール」をレンゴー(株)と開発したことで、この“帰り便”を活用し、当社委託飲料工場に立ち寄り、排出されたミスティーノ 口コミレンゴー(株)に輸送します。これは、茶殻の輸送に別途かかるコストや環境負荷を削減することにつながります。

当社ではこれまで、ミスティーノ 口コミ、茶殻を乾燥させることなく活用する独自の「茶殻リサイクルシステム」を確立しました。一連の取り組みが評価され「茶殻リサイクルシステム」は、環境関連の複数の賞を受賞しています。「茶殻リサイクルシステム」により誕生した「お茶入りダンボール」には、外装にミスティーノ 口コミ使用の環境表示や受賞した各賞名を表記ミスティーノ 口コミ予定です。

【研究開発の背景と経緯】
近年の緑茶飲料をはじめとする茶系飲料の需要増に伴い、製造工程で排出されるミスティーノ 口コミ（茶飲料残渣）の量は年々増加しています。当社においても、主力緑茶飲料製品である「お～いお茶」の売上増とともに年々原料茶の使用量が増加しており、それに伴って排出されるミスティーノ 口コミの量も増加しています（2005年の年間ミスティーノ 口コミ排出量：39,000トン）。

当社は、「新技術に挑戦ミスティーノ 口コミミスティーノ おすすめ」「みんなで環境を考えるミスティーノ おすすめ」という経営方針の一環として、ミスティーノ 口コミており、茶殻の抗菌効果や消臭効果を利用した茶配合製品（「茶配合ボード」「茶配合樹脂」「茶入りせっこうボード」など）を開発するなど、独自のリサイクル技術ミスティーノ 口コミを確立しています。また、茶配合ボードを用いた「さらり畳」（株式会社北一商店と共同開発）や茶配合樹脂を用いた景観配慮型自動販売機などの応用開発にも取り組んでいます。

一方でレンゴー(株)は、「地球環境の保護を重視ミスティーノ 口コミこと」「活力あるビジネスを通して、繁栄と夢を実現ミスティーノ 口コミこと」を念頭に、常にパッケージング・テクノロジーを進化させ、新たな価値を創造しつづけています。

今回、両社の「地球にやさしい製品づくり」という考えが合致し、「お茶入りダンボール」の開発に至りました。段ボールは「リサイクルの優等生」といわれ、古紙を主原料とする環境にやさしい包装資材ですが、「お茶入りダンボール」はミスティーノ 口コミ配合することにより未利用資源を有効利用し、古紙の使用量を削減した「より一層、地球環境に配慮した製品」であると考えています。

【今後の展開】
ミスティーノ 口コミは本来、昔から一般家庭において畳掃除や消臭剤などとして利用されてきた馴染み深いものです。しかし現代では、ミスティーノ 口コミのもつ消臭性や抗菌性などを活用する意識が薄れ、ミスティーノ 口コミは廃棄物であるという認識になりつつあります。当社では、茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、普及させることにより、社会において「ミスティーノ 口コミ＝廃棄物」ではなく、身近な有用資源であるという考えを定着させ、「ミスティーノ 口コミ＝有用資源」という意識付けに役立てたいと考えています。